材木は古くからある商材のせいか、旧来の度量衡が使われることもあります。
・今、主流となっている メートル法
・日本で昔から使われている 尺貫法
・アメリカ等で使われる ヤード・ポンド法
もっとも広く使われているのは、やはりメートル法ですが、大工さんや工務店の方は、昔からの習慣で今でも尺貫法を使う人も多くいます。
「十尺の四寸角(とうしゃくのよんすんがく)」といえば3,000mm × 120mm × 120mmの材木ですし、「三五一五(さんご・いんご=三寸五分・一寸五分=105mm × 45mm)の4メーター」というように、単位が混在することもあります。
よく使われるので、尺相当の目盛りが入ったスケールも作られています。
長さだけではなくて体積も尺貫法で表すことがあります。「石(こく)」なのですが、お米の1石(=100升=約0.18立方m)と違って、1尺×1尺×10尺で1石(=約0.278立方m)です。独特ですね。
一方でアメリカから輸入される材木の中には、ヤード・ポンド法で記載されているものもあります。
「5-1/8″(ごか はちぶんのいち インチ)」のように分数で表記されるのも、1フィート=12インチというのも、10進法と小数点で表す単位に慣れ親しんでいる身としては、混乱しがちですね。
当社ではお客様の要望に応じて、立方m単位と石単位、それぞれの明細書を用意しております…が、石単位の明細は事務員がせっせと計算して作成していますので、努力の跡を感じていただけると幸いです。