先日、当社社員がロシアへの視察に行ってきました。
朝、成田を発ってモスクワまで11時間。乗り継ぎに4時間待ち。地方都市へ飛行機で4時間。そこからさらにプロペラ機に乗り換えて2時間。
最後に4WD車で約200km移動して、木を伐採している林区にたどり着きます。
林区は町から離れているため、ここで作業に従事する人たちはトレーラーハウスに寝泊まりし、15日間勤務して15日間休む、という方式で働いているのだとか。
外は氷点下の寒さですが、工場の中は半袖で作業ができるほどの暖かさです。
工場で加工された材木は貨車に載せられ、シベリア鉄道の線路を通って運ばれます。
出張中、最も寒かったときの気温は氷点下38度。「身の危険を感じる寒さだった」とのことです。
ちなみに氷点下40度を下回ると、外での作業は中止。いよいよ人体に危機が迫るから…というよりは、低温のせいで機材の金属が脆くなって、破損の恐れがあるからだそうです。
機械の理由ということは、人間は耐えられるんでしょうかね…?